獅子踊り

由来沿革

 秋田を代表する民俗芸能に田楽系の『獅子踊り』があり、全県一円に分布していますが、米代川、阿仁川流域一帯には、共通した流れを汲む独特の『獅子踊り』が伝えられています。
 慶長七年、佐竹義宣公が水戸から秋田へ国替えを命じられた折に、主君、将士の士気を鼓舞するために、演じられた道中芸が始まりとされています。
佐竹公の入府以来、佐竹家家臣たちによって各地に広められ、約400年の歴史を持つとされていますが、次第に先祖の慰霊と豊年踊りとしての使命をもって受継がれてきました。
 毎年8月13日に参勤交代を模した大名行列を組み、鎮守の神社を出発し、米内沢の各地区で獅子踊りを披露しています。